一言で言うと「あてにしたコスト」が「あてにした結果、日本が良くなった量」に見合わないからです。
どういうことやねん
日本政府をあてにしている人達が実際に得ているのは「日本政府の変化」ではなく「自分自身の感情を満たすこと」だからです。政治家に文句を言って何かが変わる確率を考えれば、自分の力で日本を良くしようと思うのが自然です。
感情を満たすために、みんな政治家に文句を言ってるってこと?
そうです。例えば、政治家が国民の税金を私的に悪用したとして、「その政治家に文句を言うコスト」の見返りとして「文句を言った結果得られたもの」は3つあると考えます。1つは自己満足。文句を言ったけれど現実は何も変化が起きなかったが、「俺(私)は政治家に対して正しい意見をぶつけたぞ!」という快感です。もう1つは承認欲求。政治家に対して正しい意見をぶつけたことで、周りがそれに賛同していいねを押してくれる(自分の価値観を認めてくれる)という快感です。そして3つ目に、そういう人達とフォローしあってコミュニティを形成することで「安心」や「自尊心」を得ているわけです。これらはどれも感情を満たしているだけであって、実際に日本政府が変わったわけではありません。
でも沢山文句を言う人が増えれば辞職する政治家もいるやろ?
マスコミが取り上げたりしたら、そうなることもあります。が、日本が良くなるわけではありません。
なんでやねん、悪い政治家が辞職したら日本よくなるやろ
ならないです。これも「悪い政治家を辞職させたことで国民の感情を満たしてあげた」というある種のエンターテイメントなだけで、「日本が良くなる気にさせた」だけであって「日本が良くなった」こととは違います。
日本が良くなる気にさせたんならそれで日本の景気よくなるやろ
ならないです。「日本の未来に希望がある」と思わせることと「自分の未来に希望がある」と思わせることは別の話だからです。安易に自分の感情を満たす為だけに他人に文句をぶつけているレベルの人達の感情が満たされたところで、何も変わりません。
じゃあ自分の未来に希望を持つにはどうすればええねん
それをこのブログで色んな角度からお話ししています。
Last modified: 2022年1月29日